他の診療科に比べて内視鏡室の求人は少ない

内視鏡室の求人はそれほど多くない

内視鏡室はすべての病院に設置されているわけではありません。総合病院や大学病院など一部の病院にしか設置されていないため、他の診療科に比べると求人の数は少なめです。

内視鏡室の求人はそれほど多くない

募集している施設

内視鏡室看護師を募集しているのは、総合病院や大学病院、一部の内科・消化器科・胃腸科・循環器科・肛門科・耳鼻科・呼吸器科のクリニック、内視鏡センター、がん検診センター、健診センターです。
未経験者を受け入れているところも多いのですが、人手不足で即戦力を期待している病院や高度な技術を持つ看護師を求めている病院では経験者を優遇する傾向があります。そのため、内視鏡室は経験者に有利な分野だといえます。
看護師不足といわれている今、看護師の求人数は膨大にありますが、残念ながら内視鏡室は他の診療科に比べて求人の数は多くありません。全体の7%ほどしかないため、内視鏡室に転職したいと思ってもすぐに転職先が見つかるとは限らないのです。
また、病院ごとに求めている人物像が違います。応募しようと思っている病院は「未経験者歓迎」「経験者優遇」「資格取得者のみ」のどれに該当しているでしょうか。求めている人物像を把握できれば、採用担当者にアピールできる志望動機が作成できます。まずは病院がどのような人材を求めているのか、分析することからはじめましょう。

未経験から応募する場合

求人数が少なく経験者を優遇する内視鏡室に転職したい場合は、人材育成に力を入れている未経験者の採用に積極的な病院や内視鏡検査が専門の内視鏡センターなどを中心に探すといいでしょう。
また、内視鏡室は専門性が高い分野ですが、「働きやすさ」という点から非常に人気がある職場です。どうしても競争率が高くなってしまうため、内視鏡室は狭き門であることを理解しておきましょう。

募集要項で確認しておくべきこと

「内視鏡室だけの勤務を希望していたのに実際に働き始めたら外来と兼務だった」という場合もあります。「外来との兼務」「オペ室との兼務」「オンコール当番あり」などが記載されていないか、募集要項は細かい部分まで目を通すようにしましょう。
夜勤がなく日勤のみ、という条件に惹かれて内視鏡室での勤務を希望する人も少なくありません。しかし、「オンコール当番あり」だとメリットとして捉えていた部分がなくなってしまいます。記載されているオンコール当番の回数は小さく表記されているため見落としてしまいがちですが、自分が対応できるかどうか考えるためにも、しっかりと確認しておきましょう。

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