内視鏡室看護師は資格がなくてもなれる！

内視鏡室は新人看護師が働きやすい職場なだけあって、資格や経験がなくても勤務可能です。しかし、即戦力を期待している病院や高度な技術を持っている看護師を求めている病院も多いため、専門的な知識や高度な技術を持っている証明にもなる「消化器内視鏡技師」の資格を取得する人が増えています。消化器内視鏡技師は日本消化器内視鏡学会が認定する資格で、取得すれば通常の業務以外に管理業務も担当できるようになります。ただし、2年以上の実務経験が必要なうえ書類審査や認定試験を突破しなければ取得できません。

消化器内視鏡技師の認定試験はひっかけ問題がほとんどないため、テキストを理解していれば突破できます。問題集を繰り返し解くことで出題傾向が把握できるようになります。まずは問題集を用意することからはじめましょう。ここではおすすめの問題集を2冊紹介するので参考にしてみてください。とはいえ、テキストを理解しただけでは技術は身につきません。現場で役立つ技術を身につけるには実践することが重要です。テキストを参考に実際にやってみることをおすすめします。

消化器内視鏡技師の資格を取得するメリットとデメリットについてまとめていきます。内視鏡検査は専門の医療機器を用いて行います。検査機器はデリケートなため、慎重に扱わなければなりませんし、専門的な知識も必要です。そのため、多くの病院では専門的な知識や高度な技術を持った看護師を求めていますが、資格を取得していればその証明にもなるため、転職が有利になります。ただし、資格は5年ごとに更新し毎年技師会員費を支払わなければ喪失してしまうので注意しましょう。