認定試験の合格を目指すヒント「消化器内視鏡技師は実践が大事」

消化器内視鏡技師の試験に合格するコツ

今後ますます需要が高まるとされている「消化器内視鏡技師」になるにはいくつものハードルを乗り越えなければなりません。ここでは認定試験を突破するコツを紹介していきます。

消化器内視鏡技師の試験に合格するコツ

実践から学ぶ

消化器内視鏡技師の試験勉強は新しい知識を身につけるよりも、実践して根拠を再確認した方が有益です。ただ医師のサポートをするのではなく、「内視鏡検査から得られる情報は何か」を学びましょう。机上の勉強だけでも試験に合格することはできます。ですが、現場で役に立つ消化器内視鏡技師になるには自分の目で直接確かめた方が、知識や技術がより早く身につきます。普段行っている業務だけではなく、腹腔鏡を用いた手術など消化器内視鏡に関するすべての検査や治療、手術なども経験しておくといいでしょう。
腹腔鏡検査は試験に出る割合が少ないため他の分野を中心に勉強している受験生も多いのですが、まったく出題されないというわけではありません。試験に慌てないためには、苦手意識をなくすことが大切です。実際に手術を見学したり、検査を経験したりすることで知識や技術が身につくため、試験にも自信を持って臨めるようになります。

筆記試験の勉強方法

試験はひっかけ問題のようなものは少なく、テキストを理解していれば答えられる問題ばかりです。繰り返し、テキストと練習問題を解きましょう。繰り返し問題を解くことで出題率が高い問題が分かるようになりますし、勉強した部分が業務内容とリンクするためその後の役に立ち、仕事がスムーズに進められるようになります。
内視鏡は繊細な医療機器です。テキストでも分かりやすく解説されていますが、実際に触ってみなければ分からないこともたくさんあります。実物とテキストを見比べながら各部位を確認していきましょう。
試験のポイントをおさえた問題集が市販されているのでそれらを活用すると効率良く勉強できます。何冊か出版されていますが、おすすめの問題集を2冊紹介するので参考にしてみてください。どちらも1冊のみでも十分勉強可能ですが、併せて活用すると合格率がより高くなります。

「消化器内視鏡技師試験問題解説〈5〉」

直近の試験問題と解答・解説が収録されているこちらの問題集は消化器内視鏡技師の認定試験対策の必携書として多くの人が手に取っています。

「消化器内視鏡技師試験即攻マスター」

隙間時間を利用して勉強したい人におすすめの1冊です。コンパクトなサイズながらも書き込むスペースがあるため、場所を問わずどこでも勉強できます。

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